スチャラカフォーセリア


 冒険に必要な世界背景についていくつか考えてみました。出鱈目な世界なのでスチャラカフォーセリアとでも名づけておきましょうか。ソードワールドに詳しい人ならそのままを思い描いてくれたほうが良いかもしれません。数値が必要な処理についての目安も文章にして書いておきます。
ここはこうじゃないのかとか、こういうことはどうなっているのとか、疑問点などがあるときは相談しましょう。なんせ書いてる本人も適当に思いついたことを上げてるだけですから。




 明日のためにその一・・・まずは世界観だ!
 明日のためにその二・・・ついでに経済だ!
 明日のためにその三・・・次は信仰だ!
 明日のためにその四・・・大事な死についてだ!
 明日のためにその五・・・衣という名の武器防具だ!
 明日のためにその六・・・お待ちかねの食だぁ!!
 明日のためにその七・・・取ってつけたように住デス!




明日のためにその一・・・まずは世界観だ!


 世界地図はフォーセリアを使っています。最初はオランが舞台ですから、東方諸国ということになります。いわゆるアジア圏です。フォーセリア自体の世界観をそれほど知っているわけでもないので一般的なファンタジー世界と思ってください。オラン地域の拡大地図もないので、地名とかもいいかげんになるかも。


 オランは人口が1万人を超える大都市です。記憶によると10万人以上居たような・・・。街中は人間がほとんどです。9割が人間だと思ってください。総じてデミヒューマンの地位は低いでしょう。冒険者の割合は全人口の1%、高レベルの冒険者、少なくとも10レベルの人はそれぞれの組織で何らかの地位に着いています。一番馴染みとなるのが復活の神殿だと思います。


 元世界に準じると10レベル(フォーセリアの5レベル)になったら、ミルリーフシナリオ要員として借り出されます。もっと高レベルならアトンとか言う奴です。これから出会う仲間もしくは中立の冒険者は9レベル以下の人たちだと思ってください。(出るのか?)




明日のためにその二・・・ついでに経済だ!


 本来のGPの価値は壱千〜壱万円だと思うんですが、NWNはバブリーなのでインフレを起こしましょう。1GP(金貨)は200円です1SP(銀貨)は20円です。どちらの硬貨も4グラムということにしましょう。10GP大金貨とか100GPプラチナ貨とかがありそうですが、それだとつまらないので、この際無いことにします。


 普段皆さんが何千とかいう金貨を平気で持っていますが、実はいくつかはそれなりの価値のある宝石にしたか、冒険者専用の銀行に預けているということにしてください。普段から何千枚もの硬貨を持ち歩いているのは不自然なので・・・。ただ、数百枚程度の金貨なら中世の旅商人は財布(袋)に入れて持ち歩いてたようです。


 賃金は普通は日払い制です。働いているのが、ある程度大きな組織や国家なら月給になるでしょう。日給は一般的な雑用なら25GP、腕のいい職人で50GP、親方クラスなら100GPぐらいは稼ぐでしょう。冒険者がこれらの職業につこうと思ったらなかなか大変です。元々、堅気の仕事に向いてない流れ者ですから、簡単には雇ってくれません。特にデミヒューマンが雇われるのは無理だと思ってください。


 普段の生活についてですが、オランの街中で野宿はできません。オランに実家の無い人の1日の生活費、宿代食費は合計で20GPです。実家に住んでいる人なら食費が5GPだけになります。
 また、神殿のあるクレリックも住み込みで奉仕活動をすることによって、食費が5GPだけになります。奉仕活動は毎日4,5時間取られると思ってください。ある程度レベルが高くなれば、神殿での地位を認められて、説法や呪文を唱えるだけで済むかもしれません。
 ドルイドやレンジャーが野宿をできるような自然環境はオランの街中には無いでしょう。




明日のためにその三・・・次は信仰だ!


 信仰ですが、いまのところ善の神様はフォーセリアの5大神とティールが居ます、悪の神様はファラリスです。その他プレイヤーのクレリックが信仰するなら何でも創造してくれてかまいません。善の神様ならば5大神クラスの規模を持った神殿があることにします。というか、フォーゴットンレムルの神様をティール以外知らないだけですけど・・・。


 アライメントがイービルのキャラクターが信仰する神様は、例外なく悪の神様です。オランでは悪の神様への信仰は、それだけで検挙の対象になります。おおっぴらなところに神殿はありません。
 アライメントがイービルの人は、それだけで補導の対象になります。アノスとは違い、本当に何もしていなければ釈放されますが、善の神殿の助けは得られないでしょう。


 ファリスとティールを信仰しているNPCのクレリックとパラディンはセンスイービルの呪文が使えます。範囲は視覚内の個人?、抵抗はできません。他人に呪文をかけることは正当な理由が無ければ犯罪もしくは侮辱ですので、無闇矢鱈に唱えられることはありませんが、イービルな方は唱えられることの無いように慎重に行動してください、DMも面倒ですから。




明日のためにその四・・・大事な死についてだ!


 一連のセッションはキャンペーンですから死亡に対するペナルティは厳しいです。処理が面倒なので、経験値のマイナスはありませんが、ゲーム内での時間的、金銭的損失は大きいでしょう。特にセッション中に依頼を後回しにして蘇生させようとする場合、時間のロスがシナリオの失敗に繋がると判断することもあります。


 PCが死んだ場合、復活するまでは死体のままです。画面は死んだ場所に固定され、画面を回転するぐらいしか暇つぶしはありません。死体を動かしたいと言えば、DMコマンドで動かせるかもしれません。死んだ人のキャラクター発言は幽霊の戯言なので禁止です。しかし、プレイヤーとして助言をするのはかまいません。


 死体になった人の感想では、とんでもなく切なくて辛い体験なので(ほとんど体罰)なるべく死なないように気をつけてください。


 お金があるのなら神殿で蘇生してもらうことになるでしょう。神殿での蘇生にはお金とコネが必要で、手続きと儀式で半日ほどの時間がかかります。オランなら善の神殿に蘇生可能なクレリックが必ず居ます。他の町は微妙です。村には居ません。


 復活呪文の使えるNPCが居る所、普通は町に戻って復活させると宣言しない限り、そのキャラクターは死んだままです。例外としてDMのミスによる死亡は無かったことにします。例えば、あまりにも強すぎるモンスターを設定してしまい、PCが瞬殺されたときです。(第一回テストプレイでボーンゴーレムを出してしまった実話)


 もちろん死体が残っている場合ですが、死んでから1週間以内ならレイズデッドで復活できます。死んでる期間がそれ以上になると、より高位の呪文じゃないと復活できないことにします。レイズデッドの金額はコネ(1回目のセッションのティールの依頼、使ったらなくなります)がある場合1000GPです。これは最低金額で、NPCに頼む場合、負かることはありません。コネが無い場合はDC25を目標として説得してもらいます。成功すれば1000GPで復活させてくれます。失敗した場合、失敗度だけ割増になります。割増の分は賄賂という名の寄付金と考えてください。
 例・・・DC25のところを説得で15しか出せなかった、失敗度が10なので復活には10割増の2000GPかかる。


 ただし、説得するのがその宗派のクレリックの場合、説得判定にクレリックのクラスレベルを足せます。また、クレリックのクラスレベルが7の時、レイズデットなら説得判定は要りません。(2レベル上のNPCにはコネがあるルールです)
 それから、復活させようとしているのがその宗派のクレリックの時も、説得判定は要りません。
 復活させようとしているキャラクターが、イービル属性や犯罪者であることを神殿が知っているとき、普通の神殿ならば復活させることを拒むでしょう。


 ちなみに全滅した場合、ゲームオーバーってやつになるでしょう。壊滅状態で動ける人だけが撤退した場合、死体の回収が不可能ならば、所持品もろともロストしたことになります。




明日のためにその五・・・衣という名の武器防具だ!


 お金がたまれば良い装備が欲しくなることでしょう。ですがマジックアイテムは貴重品です。特に魔法の武器防具は誰もが欲しがるため高価でしょう。お手軽なのは高品質の武器防具です。最高品質の武器はダメージに+1の魔法の品と同じ扱いにし、鎧と盾は2割ほど軽くなることにしましょう。しかし作られているのは、人気のある種類だけです。


 フォーセリアと同じくスチャラカ世界でも魔法の武器防具は稀少です。高等なマジックアイテムを作る手段は失われています。+1程度の魔法の品ならば魔術師ギルドで作り出す研究がされてるかもしれませんが、+2以上の物品は今の時代に作れる人はいないか、危険な魔法の品ということで封印されていることでしょう。つまり店から買うことはできないと考えてください。そもそも、レベル制限で持てないかもしれませんが・・・。


 上質の装備品が売っている店ですが、オランには奇跡の店とか言うお店があるので、いつかだすことにします。
 全身鎧や高品質の鎧はオーダーメイドです。買い換えた場合日数が経ったことにします。敵が装備していた鎧は破損したことにしますので死体に残ることはありません。




明日のためにその六・・・お待ちかねの食だぁ!!


 さて、食いしん坊なプレイヤー&DM(私)の皆さんお待ちかね、スチャラカフォーセリアの食文化についてです。


 主食は麦、米でしょう。麦は粉にしてパンやパスタやパイ生地に加工したりします。貧乏な農家では、めったにパンを食べることはできず、粉にした麦をスープに溶いてぐちゃぐちゃにした麦粥のようなもを食べていたそうです。
 米は普通に炊いたり、パエリアみたいな料理があってもおかしくはありません。インディカ種?ですので粘り気はなくおにぎりはありませんが、米を笹で包んで蒸したチマキのようなものや、竹筒にいれて焼いた炊き込み御飯のようなものはあるでしょう。竹を使って炊いたご飯は、高温多湿のジャングルでも3日ぐらい持つそうです。


 調味料は塩、砂糖、スパイス、魚醤、牛乳、チーズ、バターなどがあるでしょう。それから、区分は野菜になりますが、ハーブも多くの種類があることでしょう。唐辛子はありません。


 存在している野菜は玉葱、人参、キャベツ、セロリ、カブ、豆類などでしょう。ジャガイやトウモロコシ、トマト、カボチャなどは無い気がします。 野菜の調理法は煮込み料理がほとんどです。甘い野菜はパイにして焼いたと思います。玉葱を使ったパイは有名ですね。 豆は日本のように甘く煮たりはしません。塩味で肉(内臓)と一緒に煮込んだものや、煮豆をひき潰してペースト状にしたものを食べているはずです。豆腐はありませんが糸を引かない納豆ならありそうです。枝豆ってあるのかな・・・。


 卵を使った料理は結構高価です。昔の鶏は卵をそんなに産まなかったそうです。1個1GPはすると思います。


 肉は鳥、兎、羊、山羊、豚、鹿、猪、熊、牛、馬、ぐらいでしょうかおそらく右に行くほど高価です。肉自体とても高価なので、庶民が毎日食べることはないでしょう。中世ヨーロッパでは、農民がに肉を食べる機会は月に一度ぐらいだったそうです。


 王侯貴族は毎日肉を食べています。特に遠方から取り寄せた珍獣(鮮やかな羽を持った鳥が多い)の肉を珍重したはずです。調理方法はグリルで焼きます。焼くのは煮るに比べて贅沢な調理法だそうです。デカイ塊、時には内臓と皮(もしくは羽)を剥いだだけの丸ごとの肉を、よく悪魔の絵が持ってるような、デッカイ串にさして、オリーブオイルを塗りたくり、何時間も回転させながら満遍なく焼きつづけたそうです。
 焼かれた肉は丸のまま皿で出され、ウエイターが目の前でナイフで取り分けました。彼らは2本のナイフだけを使い、肉を可能な限り薄く、切り離して盛り付ける技術を持った専門家です。


 一般人は普段は魚を食べています。肉より安価ですし、オランは河川がそばにあり海も近いですから、川魚、海魚、両方食べているはずです。鯰、鰻、鮭、鱒、鮎、鰡、鯵、平目、鰈、鮪、鯛、鰤ぐらいしか思い浮かびませんが、保存技術が発達していないので、鯖などの足のはやい魚は敬遠されていたと思います。
 海老や蟹、貝なども食べているでしょう。ただし生食の習慣はありません。タコやイカは漁師以外は食べないでしょうね。


 普通モンスターを食べることはありません。特に知性を持った亜人は絶対食べないでしょう。邪悪な生き物を食べた場合、邪悪な魂が乗り移ると考えられてるかもしれません。ゴブリンなんぞを食べようと思うNPCはいないでしょう。・・・・食うなよY○g。
 しかしながら、ドラゴンだけは別格です。ドラゴンステーキはその入手の困難さから、しばしば最高級の一品として出されることがあるでしょう。ドラゴンの種類によっては食べられないかもしれません。緑のドラゴンには毒があるでしょう。
 他にも食用のモンスターがあっても良いと思います。動物の延長であるモンスターは食べれそうです。食べれるモンスターを調査している料理人が、世の中にはいるでしょう。人はそれをゲテモノと言いいますが・・・。


 さて、普段冒険者がなにを食べているかですが、駆け出しの冒険者は一般人と同じ物を食べていたことでしょう。冒険から帰った日なら肉料理をつまみに宴会でしょうね。体が資本の仕事ですし、ちょっと冒険に成功していれば肉料理も頻繁に口にしていたと思います。
 冒険中は2、3日の旅行なら携帯食にハムやソーセージ、主食のパンを携行したと思います。雰囲気としてはドイツ軍のレーションをイメージしてます。そのままでも食べれますし、ちょっと火を通せば、豪勢な食事になるでしょう。
 さらに長期の旅行では保存食を買っていかなければなりません。缶詰や瓶詰めはありませんので、とにかく保存の利く物です。歯が立たないほど硬いパン、干し肉、燻製肉、チーズ、ナッツ類、ドライフルーツなど、意外なところで魚の干物もあるかもしれません。一般にイメージするソーセージやハムは長期の旅行には向きません。あれは作ってすぐ食べるか、冷暗所で熟成させるものです。保存食として持っていくなら十分に燻製にしたソーセージでしょう。ドライソーセージと呼ぶそうです。
 とにかく水分を飛ばして腐らないようにした食物です。これらの保存食をそのままかじるのはお奨めできません。乾燥させた食い物と言うのは、とにかく硬いです。唾液で十分に湿らせながら、何十回もかまなければ飲み込むことは困難でしょう。現代の食物の10倍以上咀嚼が必要です。グルメなキャラクターがいれば、スープでも作って食べてそうですね。
 当然ながら、日常食<携帯食<保存食の順に値段が高いでしょう。


 ところで、キャラの設定に関係なく、料理が上手そうなクラスを思いつきました。ずばり、モンクです。
 モンクのモデルは中国の修行僧でしょう。彼らは厳しい修行を積んでいますが、日々の生活、つまり食事や睡眠も修行の一環と考えています。つまり料理している時も修業だと考えているのです。彼らは寺院にいる間、当番制で料理の修業を積んでいたことでしょう。キャラの性格に関係なく、料理の仕方を心得ているに違いありません。




明日のためにその七・・・取ってつけたように住デス!


 冒険者達はいつか定住する日が来ることでしょう。やっぱり貰うんなら城ですよね。城っていくらぐらいするんでしょうか?昔懐かしきUOでは700万ほどしましたから、同じくらいでしょうかね、建築費用だけでですが、規模によってピンキリですけど。


 さて、冒険者が定住するとして、一番お金がかかるのは税金でしょう。一番貧乏な農民は半分以上を税金で持っていかれてる筈です。タバコ、酒、パン、塩、お茶、生きていく上で必要なあらゆる物や嗜好品に、税金がかかるのは歴史の示すところです。
 麦を粉にするのにも税金を取られてたっていうんですから、領主というのは悪党の部類に含まれるのは間違いありません。


 とはいえ権力者は、優秀な冒険者にとっては大事なパトロンです。いつかお城がもらえる日が来ると良いですね。100%無理だと宣言しておきますが。





最後に、
はっはっは、長い、なんて長い駄文なんだ。
読んでくださった方、どうも。


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